2020年までに人工知能(AI)でターゲットを絞り込む広告配信サービスが100億円を売り上げる
横浜・名古屋でWEBマーケティング&WEB制作をおこなっているジョイントフォース株式会社です。
どのターゲットに広告を配信して、どの結果が得られるか?
WEB運用者にとって悩みのタネの一部に、どのターゲットに広告を配信して、どのような結果が得られるか?といったものがあると思います。
各種SNSを活用したWEBマーケティングは日本でも大分普及するようになりました。
FacebookやTwitter、Instagramなどのタイムラインを活用した広告表示やYouTubeでの動画広告が当たり前の時代になりました。
しかし、ユーザーにとって適した広告、好みに合わない場合はネガティブなイメージを持たれ、サービス離反要因の一つになると言われています。
それだけではなく、WEB広告の配信コストの増大も担当者にとっての大きな懸念点になると思います。
最近ですと、2019年春からLINEでの従量課金制が導入されました。
フォロワー数の多いアカウントは、配信通数が多いほど従量課金コストが発生します。
いままでLINEを活用したマーケティングをおこなってきた企業や、これから導入を検討している企業は、どのくらいコストが増大するのか?ちゃんと効果が出るかを懸念しているという声が多くあります。
費用体効果をあげるためにリターゲティング広告
そこで着目されるようになったのがリターゲティング広告です。
たとえば、「最近運動不足だな、なにか良いフィットネス器具がないかな?」
と商品の購入を考えている男性が、インターネットでAというブランドを見つけたとします。
しかし、男性は他のブランドのフィットネス器具も見て考えようと、一度Aのホームページを離れました。
そして男性は後日、別のホームページの広告欄でAのフィットネス器具広告が掲載されているのを見て、Aのホームページを再訪問し、フィットネス器具を購入しました。
このようにホームページ訪問者の情報を分析し、自分のホームページに訪問したユーザーが閲覧すると考えられる、別のホームページに広告を出稿することによってより確度の高い効果を生み出せるようになりました。
ただ、リターゲティング広告も分析できる精度にまだまだ課題点があり、ユーザーに過度に広告を配信するとこれもまたネガティブなイメージを持たれ、サービス離反要因の一つになるおそれがあります。
そこで人工知能(AI)を使用し精度をアップ!!
人工知能(AI)によるデータの蓄積と行動分析、購買履歴などを駆使して、より精度を高く、ユーザーに不満を感じさせないサービスが次々と発表されています。
AI(人工知能)による顧客インサイト分析サービス(日立)
従来の分析ではわからない顧客の「気持ち」を「趣味嗜好セグメント」と「特徴タグ」といったセグメントで可視化。
常に変動する顧客の嗜好と購入される商品の関係性を、ビッグデータとAI(人工知能)を用いてタイムリーに把握します。
従来のデータ分析では、不正確な属性情報が含まれていることも多く、精度上の課題がありました。
データの偏りをなくし、確率モデルを機械学習することで、購買履歴データの大小に関わらず、精度の高い分析を可能にしています。
AI(人工知能)による顧客の嗜好や特性に合わせたマーケティング最適化(ブレインパッド)
こちらはオンライン・オフラインを併用したマーケティング最適化サービスを行っています。
過去の閲覧や購買の情報に基づき、配信戦略を組み立て、Webサイト・LINE・メール・アプリ・Web広告などのデジタルチャネルで実店舗へ促すようなマーケティングを行います。
それを行った上で、実店舗への来訪数の増加、さらに来店した顧客への適切なコミュニケーションを実現することが可能になりました。
AI(人工知能)による見込み顧客可視化ツール「プロスペクター」(シルバーエッグ・テクノロジー)
同サービスは2019年4月18日より、LINE配信機能を新たに追加しました。
これによって、LINEユーザーの中から広告効果が高そうな顧客を自動で選別し、最適な広告を表示するとしています。
AI(人工知能)を使用し、商品とのマッチ度数が高い見込み顧客(プロスペクト)を見えるかしてランキングで表示するサービス。
特定の商品に興味を持ちそうな顧客を抽出することで、その商品を購買しそうな顧客のみに商品PRが可能になります。
これによって、ニーズの少ない顧客に不必要な広告を表示することがなく、サービスの離反率を低減できます。
また、広告をユーザー全員に配信することによる従量課金コストの増大を抑えられる他、マーケティングに要する時間や労力の削減が可能になり、よりコストパフォーマンスの高い広告配信が可能になります。
人工知能(AI)による広告配信まとめ
SNSやメッセージアプリを活用した広告配信が一般的になった今日。
ユーザーにとって関心の薄い広告はサービス離脱の要因になりやすく、また企業にとっては広告コストの増大などの課題があります。
こうした課題の解決にAI(人工知能)が活用されており、ユーザーにとってニーズの高い商品やサービスに関する情報を受け取りやすくなると同時に、企業にとっては広告費用体効果の向上につながります。
大量のデータを扱うWEBマーケティングは、今後はAI(人工知能)の活用が進み更なる発展が望める分野になりそうです。